ラボスキン (Laboskin) | |
ラボスキンはHos:HR-1(ヘアレスマウス)の背中の皮膚を摘出した後に、-20℃以下で冷凍保存したものです。ラボスキンの使用目的は脂溶性薬剤の皮吸収試験です。メンブレンとしてフランツ型拡散セルに装着して使用します。in vitroで用いらられる実験動物の皮膚にはラボスキン(ヘアレスマウス)の他に、ヘアレスラット、モルモット、ブタがありますが、これらの中でラボスキンを使用するメリットは①価格が安いこと、②実験の操作性が良いこと、③除毛が不要なことが挙げられます。現在では多くの大学や製薬会社で使用されており、特に動物を飼育することができない研究機関で重宝されております。 |
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試験方法 | ①室温に放置して解凍する。 ②必要であれば脂肪を鈍性剥離し(原則不要)、ラボスキンの大きさ等を調整する。 ③ラボスキンをフランツ型拡散セルに装着する。 ④拡散セルのドナー側に、脂溶性薬剤を配合した被験液を注入する。 ⑤拡散セルのレシーバー側に、0.1%アジ化ナトリウム、0.5~6%ポリオキシエチレン(20)オレイルエーテルを加えたリン酸緩衝液(pH 7.4)を注入する。 ⑥レシーバー側をマグネティックスターラーで撹拌しながら恒温層で37℃に保つ。 ⑦経時的にレシーバー側よりサンプリングを行う。 ⑧高速液体クロマトグラフィーにより被験物質の定量を行う。 |
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評価方法 | レシーバー側へ透過した被験物質の累積透過量により、経皮吸収性を判定する。 |
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FAQ | Q. ヘアレスマウスの性別や週齢は指定できますか? Q. 納期はどれくらいかかりますか? Q. 使用期限はありますか? Q. 1枚のラボスキンで何ヵ所の使用ができますか? |