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マウス HR−1
  HRM-2
  HR/DeF1
  NSY
ラット ZFDM
  OLETF
  LETO
  SHR
  SHRSP
  WKY
その他 ラボスキン
  HR-AD飼料
  生産終了動物
HR-AD飼料
   

 HR-AD飼料は元々はマグネシウム欠乏の特殊飼料として開発され、アトピー性皮膚炎(AD)様モデルの作成に用いられていました。しかし、その後の研究でヘアレスマウス(Hos:HR-1)にHR-AD飼料を与えると、マグネシウム欠乏によるものでなく主に多価不飽和脂肪酸(n-6 PUFAs)の欠乏によってアトピー性皮膚炎 (AD) 様症状が引き起こされることが報告されています[1][2]。さらに最近の研究では、不飽和脂肪酸とデンプンの欠乏によってアトピー性皮膚炎(AD)様症状が引き起こさていることが示唆されています[3]。また、HR-AD飼料を与えることにより脂質及びミネラルの少なくともいずれかの摂取量を制限することによって、マイボーム腺機能不全が引き起こされるという特許が公開されています[4]。

 

[1] Hasegawa, J. et al. Latent Essential Fatty Acid Deficiency in a Special Diet Deteriorates Skin Barrier. Osaka City Med. J 54, 63–74 (2008). (Full text) (日本語要旨) 【Osaka City University Repository】

[2] Fujii, M. et al. Deficiency of n-6 polyunsaturated fatty acids is mainly responsible for atopic dermatitis-like pruritic skin inflammation in special diet-fed hairless mice. Exp. Dermatol. 22, 272–277 (2013).

[3] Fujii, M. et al. Dietary deficiencies of unsaturated fatty acids and starch cause atopic dermatitis-like pruritus in hairless mice. Exp. Dermatol. 24, 108–113 (2015).

[4] ヘアレス動物の眼瞼状態の変化方法


 





▶ HR-AD飼料の栄養成分の詳細
【日本農産工業株式会社ライフテック部 Copyright (C) 2007】

       
  栄養成分
水分
1.6%
 
粗タンパク質
21.6%
粗脂肪
0.05%
粗繊維
4.4%
粗灰分
5.6%
  アミノ酸
アルギニン
0.75%
フェニルアラニン
1.03%
 
ヒスチジン
0.60%
トリプトファン
0.07%
イソロイシン
1.03%
バリン
1.27%
ロイシン
2.02%
シスチン
0.08%
リジン
1.69%
グリシン
0.39%
メチオニン
0.69%
トレオニン
0.87%
チロシン
1.17%
セリン
1.18%
アラニン
0.62%
アスパラギン酸
1.47%
プロリン
2.32%
グルタミン酸
4.74%
 

ビタミン (1Kg中)

ビタミンA
32,157 IU
ビオチン
0.8 mg
 
ビタミンD3
4,799 IU
ビタミンB1
13.0 mg
ビタミンE
160.0mg
ビタミンB2
16.3 mg
ビタミンK
5.0 mg
ビタミンB6
52.7 mg
コリン
868.2 mg
ビタミンB12
0.08 mg
葉酸
0.09 mg
ビタミンC
129.6 mg
ナイアシン
320.0 mg
パントテン酸
29.7 mg
  ミネラル
カルシウム
0.90%
ヨウ素
0.22 mg/kg
 
塩素
0.33%
276.78mg/kg
マグネシウム
0.015%
コバルト
0.002 mg/kg
リン
0.77%
マンガン
79.28 mg/kg
カリウム
0.42%
亜鉛
122.52 mg/kg
ナトリウム
0.20%
21.50 mg/kg
セレン
0.00%
※数値は配合率から算出した計算値です。実際の数値は飼料の保管状況や製造後の経過時間等によって多少変化します。




▶ ヘアレスマウス(Hos:HR-1)を用いたシワおよび乾燥肌の皮膚疾患モデルの作成
【日本エスエルシー株式会社 Copyright (C) 2005】

         
  目的  ヘアレスマウス(Hos:HR-1)にHR-AD飼料を与えることにより、シワおよび乾燥肌の皮膚疾患モデル動物の作成する。  
  方法  特殊飼料【HR-AD飼料:日本農産工業株式会社】を与えるHR-AD群と、通常の粉末飼料【ラボMRストック:日本農産工業株式会社】を与える対照群を設け、ヘアレスマウス♂♀15匹(4週齢)をそれぞれHR-AD群10匹・対照群5匹に振り分けた。動物には上記の飼料を6週間にわたり自由摂取させた。飼育期間中に皮膚の観察・体重測定を実施した。さらに飼育期間終了日に動物の胸背部の皮膚厚の測定・血中IgE量測定・皮膚組織の病理組織学的検査を実施した。
 
  臨床所見

外観

HRAD
左:HR-AD群♂  右:対照群♂


 HR-AD飼料を6週間にわたり与えた結果、HR-AD群の皮膚にはしわ等の肉眼的な変化が観察された。

 
  病理組織所見
 

背部皮膚組織のHE染色

 HRAD-2
左:HR-AD群♂  右:対照群♂
 

 HR-AD群では角質肥厚と表皮肥厚がみられ、皮下組織には軽度のリンパ球性細胞浸潤がみられた。

 
  体重測定
HRAD3

 HR-AD群の体重増加は♂♀ともに、対照群と比較して軽度に抑制された。
 
  皮膚厚
実験群匹数 動物数 皮膚厚(×0.01mm)
対照群 5 74.5
  HR-AD郡 10 102.6
対照群 5 65.1
  HR-AD郡 10 86.4
※数値は平均値

HR-AD群の皮膚厚は♂♀ともに対照群と比較して大きかった。
 
  免疫グロブリン
血中総IgE濃度
実験群匹数 動物数 血中総IgE濃度(ng×ml)
対照群 5 3.83±2.70
  HR-AD郡 10 12.12±5.99
対照群 5 4.47±4.12
  HR-AD郡 10 12.83±9.12
※数値は平均値±標準偏差

HR-AD群の血中総IgE値は♂♀ともに対照群と比較して高値を示した。
 

参考文献         御見積り・ご注文